“「たとえばさ……… 権力争いにもまれて、最期は暗殺されて幕を閉じた歴史上の人物とかいるじゃない? その人って不幸だったと思う?」 「まあ…殺されたわけですし…」 「年表だけでその人の人生を見たら味気ない人生に思えるかもしれないよね? 年表の1年や10年なんてあっという間だから。 でも、文字に残らないその人の人生も当然あるわけで―― 家族と手巻き寿司を食べたり、小さな幸せな時間があったかもしれない。 いや、それは「大きな幸せ」だったかもしれない。 人生の最大瞬間風速だけとらえて幸不幸を判断するのはどうかしら… リアルじゃないのよ、君の文は。 黙して不幸に身を委ねる人って、いるのかしらね…?」”— 『団地ともお』(16巻、55頁)小田扉 (via caisuizi705)


